チャノキ(読み)ちゃのき

  • Thea sinensis L.
  • ちゃのき / 茶木

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツバキ科の常緑低木。人工的に刈り込まなければ高木になる。新枝は緑色で細かい毛があり、次年枝は褐色となる。葉は互生し、細い楕円(だえん)形で長さ4~10センチメートル、鋸歯(きょし)がある。秋、葉腋(ようえき)に2~3センチメートルの白色花を1~3個開く。萼片(がくへん)、花弁ともに5枚、雄しべは多数。子房は毛がある。蒴果(さくか)は翌秋熟し、暗褐色の大きな種子を結ぶ。チャノキ属はツバキ属Camelliaと近く、後者に含めて同一属として扱われることもあるが、チャノキ属は小包葉が2枚であるのに対し、ツバキ属では小包葉が多数あるので区別される。東南アジアに約10種分布し、製茶用に広く栽培される。

[杉山明子]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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