世界遺産詳解 「チャビン〈古代遺跡〉」の解説 チャビン〈こだいいせき〉【チャビン〈古代遺跡〉】 1985年に登録されたペルーの世界遺産(文化遺産)。首都リマ北方に位置し、紀元前10~前5世紀の旧神殿と前4~前2世紀の新神殿を中心とする、アンデス文明の遺跡。チャビンはチムー王国時代の首都で、正式名称はチャビン・デ・ワンタル。「ライモンディの石碑」や「チャビンネコ」と呼ばれる翼を持ったジャガー、旧神殿地下中央部の祭室にはランソン像と呼ばれる高さ4.5mの槍のような形をした石像が残されている。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして、世界遺産に登録された。◇英名はChavin(Archaeological Site) 出典 講談社世界遺産詳解について 情報