チュクチ自治管区(読み)チュクチ(その他表記)Chukchi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュクチ自治管区」の意味・わかりやすい解説

チュクチ〔自治管区〕
チュクチ
Chukchi

ロシア北東部の自治管区。行政中心地アナドゥイリ。1930~77年チュクチ民族管区,1977~91年はチュクチ自治管区としてマガダン州に所属。ロシア東端をなすチュクチ半島を中心とした地域で,大部分が高原,丘陵からなるが,南部にアナドゥイリ川の流域平野がある。ほぼ全域ツンドラ地帯に入る。チュクチ族の居住区であるが,その割合は低い。主要産業はトナカイと毛皮獣の飼育,狩猟,水産業,および鉱業 (金,スズ,水銀タングステン石炭) である。またチュクチ族の骨細工が特産物となっている。交通はおもに空路海路により,東シベリア海沿岸にペベク,ベーリング海アナドゥイリ湾沿岸にプロビデニヤ,エグベキノト,アナドゥイリなどの港がある。面積 73万7700km2。人口 5万700 (2005推計) 。

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