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ツツシンクイムシ Lymexylidae; ship-timber beetle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツツシンクイムシ
Lymexylidae; ship-timber beetle

鞘翅目ツツシンクイムシ科の昆虫の総称。小~中型の甲虫で,体は円筒形状で細長い。触角は鋸歯状で 11節から成り,前頭の両側から生じる。小鰓枝は雄では羽毛状に発達する。肢は細く,あまり長くない。 跗節は5節。前・中肢の基節は円錐形で突出する。森林にすみ,幼虫は材中に穿孔する。世界に約 50種,日本にはツマグロツツシンクイ Hylecoetus cossis,コバネツツシンクイ Atractocerus nigerなど5種が知られている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ツツシンクイムシ

甲虫目ツツシンクイムシ科Lymexylidaeの昆虫の総称名。英名はship‐timber beetle。昔,スウェーデンにおいて,この科の甲虫が古船を食害したため,国王がリンネに命じて調査させたといわれる。成虫の体は,その名のように円筒形で細長く軟弱。触角は短く,後翅は縦にたたまれる。上翅が退化して著しく小さいコバネツツシンクイAtractocerus niger,翅端が黒色のツマグロツツシンクイHylecoetus cossisなど,日本からは4種が知られる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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