ティティカカ湖(読み)ティティカカこ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ティティカカ湖
てぃてぃかかこ
Lago Titicaca

南アメリカ、アンデス山脈中部、ペルーボリビアの国境にある湖。アルティプラノ高原の北部に位置する。面積8140平方キロメートル、最大深度270メートル。水面の標高は3812メートルで、可航水面としては世界最高である。ペルー側のプノとボリビア側のガキを結ぶ定期がある。湖水の温度はつねに11~12℃を示す。その大部分は蒸発により失われるが、一部は南端からデスアガデロ川として流出する。湖の周囲の平地は、アルティプラノ高原のなかでは降水量も多く、気温の変化も小さい農耕の適地で、古くから先住民アイマラの居住地として開かれてきた。大麦、ジャガイモ、キノア(小粒の穀物。粉にしてパンをつくる)などの作物の栽培や、ヒツジ、ラマ、アルパカなどの家畜の飼育が盛んである。湖では、インディオが独特の葦舟(あしぶね)を使って漁をする。湖中には、タキリ島、ソル島(太陽の島)など、インディオの遺跡をもつ島々が浮かぶ。[松本栄次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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