テンダーロイン

精選版 日本国語大辞典 「テンダーロイン」の意味・読み・例文・類語

テンダー‐ロイン

〘名〙 (tenderloin) 牛・豚の腰部のやわらかい肉。ヒレ肉
※風雨強かるべし(1933‐34)〈広津和郎一一「しきりにテンダーロインをフォークで切っては口にはこんでゐた」

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デジタル大辞泉 「テンダーロイン」の意味・読み・例文・類語

テンダーロイン(tenderloin)

牛・豚の腰の上部の柔らかい肉。ヒレ。ヒレ肉。「テンダーロインステーキ

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百科事典マイペディア 「テンダーロイン」の意味・わかりやすい解説

テンダーロイン

牛肉および豚肉の部位名称の一つ。腰肉の中央部にある脂肪に包まれた棒状の肉。ステーキ,ロースト,カツレツなどに適する。→サーロイン

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「テンダーロイン」の解説

テンダーロイン【tenderloin】

ヒレ。特に牛のものをさすことが多い。⇒ヒレ

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世界大百科事典(旧版)内のテンダーロインの言及

【牛肉】より

ウシ【森田 重広】
[調理]
 牛肉の肉質は部位によっても異なるので,それぞれの料理に合わせて肉を選ぶことが必要である。ヒレ(テンダーロイン),リブロース,サーロインはステーキやローストにするが,ステーキについては〈ビーフステーキ〉の項を参照されたい。ローストビーフは少なくとも1kg以上の牛肉の塊を用意し,天火でミディアム(内部に生の部分が残る程度)に焼いたものに,流れ出た肉汁の味をととのえたグレービとホースラディシュを添えて供するもので,これの冷製がコールドビーフである。…

【ビーフステーキ】より


[種類]
 牛肉の用いる部位によって種々ある。ヒレ(フィレ,テンダーロインtenderloin)は最も柔らかく,脂肪が少ない。頭のほうについていた部分から腰のほうへ向かって太くなっており,後端部につづく最も太い部分からはシャトーブリアンchateaubriand,それにつづく中心部からはトルヌードtournedos,そしてこれら以外の両端部からはヒレミニョン(フィレミニョン)filet mignonと呼ぶステーキがつくられる。…

※「テンダーロイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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