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デロス[島] デロス

百科事典マイペディアの解説

デロス[島]【デロス】

エーゲ海中部,キクラデス諸島の中心にある小島。ギリシア神話によれば,アポロンおよびその妹アルテミスの生地とされ,アポロン神殿があった。アテナイの支配下にデロス同盟が結成され,前3―前2世紀に商業の中心として繁栄。
→関連項目ミコノス[島]レト

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世界大百科事典 第2版の解説

デロス[島]【Dēlos】

ギリシアのキクラデス諸島中の小島。現代ギリシア語ではディロスDhílos。面積3.6km2。伝説によればゼウスの愛人レトがここでアポロンとアルテミスを生んだといわれ,ギリシア時代にはアポロンの聖地,アテナイやイオニア諸市の宗教的中心地として栄えた。初めは付近のナクソス島の保護を,前6世紀後半からはアテナイのペイシストラトス,サモス島のポリュクラテスの保護を受けた。前477年にアテナイを盟主とする対ペルシア海上同盟(デロス同盟)が結成されると,同盟会議と同盟の金庫がこの島に置かれた。

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世界大百科事典内のデロス[島]の言及

【アポロン】より

…彼は一般にもっともギリシア的な神格とされるが,もともとは小アジアもしくは北方遊牧民に起源をもつ外来の神であったと考えられている。神話では,アポロンの生地はまだ浮島だったころのデロス島とされ,誕生直後に父神ゼウスから弓と竪琴を与えられた彼は,まず白鳥に運ばれて行ったヒュペルボレオイ(極北人)のあいだで1年を過ごしたあと,世界の中心としてオンファロス(〈へそ〉の意)の異名をもつデルフォイに来ると,大地女神ガイアの神託所の番をしていた大蛇ピュトンを射殺し,新たにみずからの神託所を開いたという。このほか,その職能が多方面にわたるうえに,りりしく美しい青年と想像されたアポロンをめぐっては,おびただしい数の神話が語り伝えられており,月桂樹に変容したニンフのダフネ,医神アスクレピオスの母となったコロニスKorōnis,円盤にあたって死んだ美少年ヒュアキントスらとの恋物語や,牧神パンとの歌競べなど,よく知られた話が多い。…

【キクラデス[諸島]】より

…地方主都はシロスSíros島のエルムポリスErmoúpolis。キクラデスの名は,島々がデロス島を中心にほぼ円(ギリシア語でキュクロスkyklos)状に散在すると考えられていたことに由来する。古代には諸島は森におおわれた肥沃な土地で〈ギリシアの真珠〉と呼ばれたが,濫伐のため現在では緑の乏しい瘦地となっている。…

【レト】より

…彼女はティタン神族のコイオスKoiosとフォイベPhoibēの娘で,ゼウスに愛されて双子神を懐妊したが,すべての陸地がゼウスの妃ヘラの怒りを恐れてお産の場所を提供しなかったため,レトはかろうじてオルテュギアOrtygia(〈うずらの里〉の意)と呼ばれた浮き島で両神を産み落とした。以来,この浮き島は海底に根を張った〈輝く島〉デロス島となり,アポロン,アルテミスの聖地として尊ばれることになったという。【水谷 智洋】。…

※「デロス[島]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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