ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レト」の意味・わかりやすい解説
レト
Lētō
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翻訳|Leto
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ギリシア神話の女神。ティタン神コイオスとフォイベの娘で、アポロンとアルテミスの母。彼女はゼウスの愛を受けて身ごもるが、これに嫉妬(しっと)したヘラがすべての国や島に産の場所を提供することを禁じたうえ、エイレイテイア(助産の女神)をも隠してしまう。困ったレトは世界をさまよったすえ、当時まだ浮き島であったデロス島にやっと受け入れられるが、そこで9日9夜苦しむ。同情した女神たちはヘラの目を盗んでエイレイテイアを派遣し、レトはナツメヤシの木に取りすがってやっと双子神を産むことができた。彼女はこのお礼に、デロスをアポロンの愛する島とした。本来レトは小アジアの豊穣(ほうじょう)女神であったかと考えられている。
[中務哲郎]
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