ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トマス[ヨーク]」の意味・わかりやすい解説
トマス[ヨーク]
Thomas of York
[没]1268頃
イギリスのスコラ哲学者,フランシスコ会士。オックスフォード大学で神学を講じた。主著『智慧の書』 Sapientiale (1245頃) は,一種の神学大全であり,フランシスコ会の生んだ最初の体系的業績。アラビアの注解を利用しつつアリストテレスに準拠する形而上学を展開している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報