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トランティニャン Trintignant, Jean-Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トランティニャン
Trintignant, Jean-Louis

[生]1930.12.11. ピオラン
フランスの映画俳優。さまざまな人物像を演じ分けた。法律を学んでいたが,1951年に舞台俳優に転向。映画初出演は 1955年の『空と海の間に』Si tous les gars du monde。『素直な悪女』Et Dieu créa la femme(1956)で妻(ブリジット・バルドー)にだまされる夫を演じて批評家に高く評価された。また妻に先立たれた自動車レーサーの心のひだまで演じたクロード・ルルーシュ監督の『男と女』Un Homme et une femme(1966)で国際的にも名をはせた。張りつめた緊張感と寡黙な表情を保ちながら,男の内面的な葛藤や抑制した心情を微妙な演技で表現,純真と不安定をあわせもつ男を数々演じ,代表作にエリック・ロメール監督の『モード家の一夜』Ma nuit chez Maud(1969)がある。ベルナルド・ベルトルッチ監督の『暗殺の森』Il conformista(1970)では,神経質な悪役としての演技をきわめた。犯罪物やサスペンス映画のほか,コスタ=ガブラス監督の『Z』Z(1968)に代表される政治的な作品にも出演した。その他の主要出演作は『女鹿』Les Biches(1968),『影の暗殺者/フランスの陰謀』L'Attentat(1972),『パリから来た殺し屋』Un Homme est morte(1973)など。2人目の妻ナディーヌ・トランティニャンによる監督作品にも数作出演した。

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