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トランブレー Abraham Trembley

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世界大百科事典 第2版の解説

トランブレー【Abraham Trembley】

1710‐84
スイスの動物学者。ジュネーブで学び,オランダに移り,研究を進めた。教育の才能をみこまれて貴族の息子の家庭教師となり,その成人後に十分な退職金をもらい,スイスにもどった。彼は教育,政治,宗教などに関する著作を多く書いているが,ヒドラの再生実験を行ったことで有名である。一匹のヒドラを切り離してばらばらにしても,それぞれの部分から再び成体が形成される事実の発見は,当時の発生学論争において,後成説を支持する有力な証拠とみなされた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のトランブレーの言及

【生物学】より

… 18世紀になると,後生説をとなえたC.F.ウォルフ,多能の実験家であったL.スパランツァーニ,前生説論者でアリマキの単為生殖を見いだしたC.ボネなど,発生学の研究が目だつようになる。A.トランブレーがヒドラの再生実験を行って,動植物の区別について議論を引き起こしたのも,またリンネが種の固定不変を信じながら,現実にみる種の可変性に悩まされたのも,18世紀のただ中のことであった。新しい手段と意欲によって,生物の多様性やいろいろの現象を関連して見る必要が認識され,解剖学や生理学では比較の方法が意識されるようになった。…

【前成説】より

…そしてC.ボネによってアリマキの単為生殖が発見されるにいたり(1745),精原説は完全に権威を失った。これと前後してA.トランブレーがヒドラの再生現象を実証した(1744)。前成説が正しければ,失われた部分が再生するはずはない。…

※「トランブレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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