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トロイア戦争記 トロイアせんそうきEphemeris belli Troiani

世界大百科事典 第2版の解説

トロイアせんそうき【トロイア戦争記 Ephemeris belli Troiani】

クレタ島のディクテュスDiktysの作と称せられる偽書。ルキウス・セプティミウスLucius Septimiusなる人物(4世紀?)のラテン訳全6巻によって今日に伝わる。その巻頭に付された書簡および序文によれば,本書はもともとトロイア戦争に参加したギリシア方の武将,クレタ王イドメネウスIdomeneusの従者ディクテュスが主命によって書きとどめた戦争の記録文書(ephemerisは〈日誌〉の意)で,久しくクノッソスの地中に埋もれていたものがたまたま皇帝ネロの治世第13年(後66)に発見され,その際まず原文のフェニキア文字がギリシア文字に改められ,その後さらにセプティミウスの手でラテン語に直されたという。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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