ドネツ丘陵(読み)どねつきゅうりょう(その他表記)Донецкий Кряж/Donetskiy Kryazh

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドネツ丘陵」の意味・わかりやすい解説

ドネツ丘陵
どねつきゅうりょう
Донецкий Кряж/Donetskiy Kryazh

ウクライナ南東部をほぼ東西方向に延びる丘陵性高地。東西の長さ約370キロメートル。高度はおおむね200~300メートルで、最高点は367メートル。小麦トウモロコシなどの生産畜産が盛んである。また丘陵一帯は旧ソ連地域有数の炭田地帯で、ドネツ炭田ドンバス)とよばれ、ドニプロ‐ドンバス工業地域を形成している。

[熊木洋太]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドネツ丘陵」の意味・わかりやすい解説

ドネツ丘陵
ドネツきゅうりょう
Donetsky kryazh

東ヨーロッパ平原南部にある高地。ウクライナ東部からロシアにかけて東西約 370kmにわたって連なり,幅は東で 50km,西で 120km。最高点 367m。石炭砂岩頁岩石灰岩から成り,地表大部分耕地となっている。ドンバス (ドネツ炭田) とほぼ一致する。

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