ナコンラーチャシーマー(英語表記)Nakhon Ratchasima

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナコンラーチャシーマー」の意味・わかりやすい解説

ナコンラーチャシーマー
Nakhon Ratchasima

タイ東北地方,コラート高原南西部にある町。コラート Khoratともいう。ナコンラーチャシーマー県の県都。バンコクからの鉄道が北方東方に分岐し,道路は東北タイ各地に通じている。東北タイ一帯の商業,運輸,金融,行政中心地で,米や家畜を集荷してバンコクに積み出す。近郊集落では絹織物を産するほか,米,トウモロコシタバコが栽培される。1960~70年代タイの空軍基地が置かれてから急速に発展し,基地はベトナム戦争時にアメリカ空軍基地として使われた。付近のピマイには 11世紀に建立されたクメール様式の寺院遺跡があり,観光名所となっている。人口 20万4641(2000)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android