ニアラミド

化学辞典 第2版 「ニアラミド」の解説

ニアラミド
ニアラミド
nialamide

C16H18N4O2(298.34).1-イソニコチノイル-2-(2-メトキシカルボニルエチル)ヒドラジンベンジルアミンとの反応で得られる.白色結晶.融点152~153 ℃.酸性溶媒に易溶,水に難溶.わずかに苦味がある.モノアミンオキシダーゼ阻害作用があり,抗うつ薬に用いられる.LD50 1000 mg/kg(マウス経口).[CAS 51-12-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のニアラミドの言及

【興奮薬】より

…モノアミン酸化酵素阻害薬はアドレナリン,ノルアドレナリン,セロトニンなどの中枢神経化学伝達物質の分解を阻害して,脳内にアミンの蓄積をきたして中枢興奮作用を示す。イプロニアジド,ニアラミドなどがこれに属する。イミプラミンを代表とする一群の抗抑鬱薬は,他の中枢興奮薬と異なり,大量投与により動物は鎮静を起こし,またモノアミン酸化酵素阻害作用もない。…

※「ニアラミド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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