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ニェゴシュ朝 ニェゴシュちょうNjeguši

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニェゴシュ朝
ニェゴシュちょう
Njeguši

モンテネグロの王朝 (1697~1918) 。もとは古い部族の名称。 17世紀末に P.ダニーロ (在位 1697~1735) が出て,府主教 (ブラディカ ) に選出され,王朝の基礎を築いた。独特の主教君主制により,以後その地位は叔父から甥へと継承された。ダニーロの甥サワ (在位 35~81) の時代には,暗殺されたロシア皇帝ピョートル3世と自称する野心家によって一時実権を奪われ,国政が乱れたが,その甥ペタル1世 (在位 82~1830) はオスマン帝国と戦い,領土を拡張,事実上の独立を達成した (99) 。ペタル1世の甥,詩人君主ペタル2世 (在位 30~51) は,国制の近代化に貢献。第5代ダニーロ1世 (在位 51~60) は主教君主制を廃して,民権を拡張,オスマン帝国と戦ったが,暗殺された。ダニーロ1世の甥で最後の王ニコラ1世 (在位 60~1918) は内政,外交に独裁的手腕をふるい,1910年王位を宣したが,ユーゴスラビア国家の成立とともに退位を余儀なくされた。

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