ニトロ(その他表記)nitro

デジタル大辞泉 「ニトロ」の意味・読み・例文・類語

ニトロ(nitro)

-NO2で表される一価の基。ニトロ基
ニトログリセリン」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「ニトロ」の意味・読み・例文・類語

ニトロ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Nitro )
  2. 有機ニトロ化合物中の一価の置換基 NO2 をいう。ニトロ基。
  3. 亜硝酸イオン NO2配位子としての名称
  4. ニトログリセリン・ニトロセルロースなどある種の硝酸エステルに与えられた誤用名。

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改訂新版 世界大百科事典 「ニトロ」の意味・わかりやすい解説

ニトロ
nitro

有機ニトロ化合物中の1価の官能基通常-NO2で表す。本来炭素と結合しているNO2を指すが,硝酸エステルR-ONO2中の-NO2もニトロと呼ぶことが多い。種々の式が提案されているが,二つのルイスLewis構造式の間の共鳴で表す場合が多い。

 なお,亜硝酸イオンNO2⁻がNで配位するときの配位子名もニトロという。






執筆者:

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化学辞典 第2版 「ニトロ」の解説

ニトロ
ニトロ
nitro

】有機化合物中の基-NO2の名称.【】錯化合物中で亜硝酸イオンNO2が配位しているときの配位子の名称.例:テトラニトロ白金(Ⅱ)酸カリウムK2[Pt(NO2)4].

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