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ネゲブ地方 ネゲブちほうHa-Negev

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネゲブ地方
ネゲブちほう
Ha-Negev

イスラエル南部の地方。「南方の土地」の意味。西はエジプトのシナイ半島,東は海面下のヨルダン地溝をはさんでヨルダンに接し,南端はエーラトでアカバ湾に接する。北側の境界は定まっていないがイスラエルの全面積の約 60%を占める。ほぼ全域が半乾燥地帯で,北部は砂丘の発達した低地,中・南部は石灰岩の褶曲山地がそびえ,涸れ川 (ワディ) の浸食により深い谷が刻まれる。雨量は北部で 200mm,南部では 50mm程度。死海の海水に含まれる臭化物やカリ塩のほか,ネゲブに埋蔵されている鉄,銅,マグネシウム,石膏など鉱物資源開発のため鉱業所や入植村が増加。近代的な農業開発は 1943年の3キブツによって始められた。第2次世界大戦後,イスラエルは北方のガリラヤ湖からパイプラインで豊富な水をネゲブに送込み,16万 ha以上の耕地開墾を試みている。鉱物資源もセドムの臭化物,マグネシウム,オロンやツェファのリン酸カリ,陶土などが知られている。ソロモン王の史跡として有名な南部のティムナー銅山をはじめとして,ローマ,ビザンチン時代の遺跡も多い。北部のベールシェバは砂漠の入口で,そこから死海沿岸のセドム,紅海への唯一の出口であるエーラト港へ道路が通じる。エーラトからハイファまで送油管が延びる。面積約1万 2173km2

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