ノンニの冒険(読み)のんにのぼうけん(その他表記)Nonni

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノンニの冒険」の意味・わかりやすい解説

ノンニの冒険
のんにのぼうけん
Nonni

アイスランド生まれの童話作家スウェンソンがドイツ語で発表した少年小説『ノンニ』(1913)と『ノンニとマンニ』(1914)の邦訳名。前者は、フランスに留学することになったノンニ少年が、嵐(あらし)で船が流されて氷山にぶつかるような経験をしながら、少年船員といたずらをしたり、シロクマに襲われて片足を切断した船員を看病したりして、デンマークに着くまでを描く。後者は、まだノンニがアイスランドにいたころに、弟のマンニと舟でフィヨルドに遊びに出て難破、フランスの軍艦に救われる話。著者はカトリック神父であるだけに、冒険に満ちた話のなかにも清らかな敬虔(けいけん)な気持ちが流れ、絶好の少年読み物となっている。

[山室 静]

『山口四郎訳『ノンニの冒険』(1960・あかね書房)』『山室静訳『ノンニ兄弟のふしぎな冒険』(1982・ぎょうせい)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 山室静

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む