ハインツ ホリガー(英語表記)Heinz Holliger

現代外国人名録2016 「ハインツ ホリガー」の解説

ハインツ ホリガー
Heinz Holliger

職業・肩書
オーボエ奏者,作曲家 フライブルク音楽大学教授 元バーゼル交響楽団首席奏者

国籍
スイス

生年月日
1939年5月21日

出生地
ベルン州ランゲンタール

学歴
ベルン音楽大学,パリ音楽院,バーゼル音楽アカデミー

受賞
スイス作曲家連盟賞〔1960年〕,ジュネーブ国際音楽コンクール・オーボエ部門第1位〔1959年〕,ミュンヘン国際音楽コンクール・オーボエ部門第1位〔1961年〕

経歴
1955〜59年ベルン音楽大学でオーボエをエミール・カサーニョに、作曲をヴェレシュ・シャーンドルに学び、’62年バーゼルでピエール・ブーレーズの作曲講座に参加。’63年パリ音楽院でオーボエをピエール・ピエルロ、ピアノをイヴォンヌ・ルフェピュールに学んだ。’59年ジュネーブ、’61年ミュンヘンの国際コンクールでオーボエ部門第1位を獲得。その間’60年にはスイス作曲家連盟賞を得る。’59〜64年バーゼル交響楽団首席奏者。’65年よりフライブルク音楽大学教授。その後、バーゼルを中心に独奏、室内楽、作曲など広範な活動を国際的に広げている。驚異的な名人芸をもち、多重音奏法、循環呼吸法による永続奏法などオーボエの現代奏法を開発、ペンデレツキ、シュトックハウゼンらの作曲家がホリガーのために作曲した。一方、自らもその技術を駆使した作曲を行う。代表作に「七つの歌」(’67年)、「カルディフォニー」(’71年)、「詩篇」(’71年)、「アテムボーゲン」(’74〜75年)、「四季」(’75年)など。’62年ハープ奏者のウルズラと結婚。以来夫妻デュオでしばしば演奏。’70年初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ハインツ ホリガー」の解説

ハインツ ホリガー
Heinz Holliger


1939.5.21 -
スイスのオーボエ奏者,作曲家。
フライブルグ大学教授。
ランンゲルタール生まれ。
1959年ジュネーブ、’61年ミュンヘンでのコンクールのオーボエ部門で第1位を獲得。バーゼル交響楽団主席オーボエ奏者を経て、ホリガー・アンサンブルを結成。’66年にはフライブルグ大学教授。その後はバーゼルを中心に演奏活動、作曲と国際的に活動。また、ハープ奏者のウルズラ夫人とのデュオ、バーゼル・アンサンブルなども有名。ハーモニックス・ダブルトリク・グリッサンドなどオーボエの新しい表現方法を編み出し、作品はオーボエ曲、カンタータ、ピアノ曲など幅広い分野に渡る。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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