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ハザーラ族 ハザーラぞくHazara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハザーラ族
ハザーラぞく
Hazara

アフガニスタン中央部の山岳地帯に住むモンゴル系の民族で,人口約 160万。ハザーラジャートを中心に住む東ハザーラと,パパミスス山麓とイラン国境近くに住む西ハザーラに分けられるが,チンギス・ハンの軍隊の後裔といわれる。東ハザーラはシーア派のイスラム教徒で,モンゴル,チュルク両語の方言の混合したペルシア語を話し,城壁に囲まれた村に居住する。牧畜のほかに,大麦,小麦,豆類,果物などを輪作するが,多くの男たちはカブールその他に出稼ぎに出る。西ハザーラはスンニー派のイスラム教徒でペルシア語の一方言を話し,遊牧生活をしている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハザーラぞく【ハザーラ族 Hazāra】

アフガニスタン中央山地,ハザーラジャートを中心に住む民族。人口約87万。容貌が典型的なモンゴロイドであるところから,13世紀のチンギス・ハーンの軍隊の子孫と考えられた。しかし彼らは,13~15世紀にアフガニスタンに移住して来たもので,言語もペルシア語のハザーラ的方言であって,モンゴル語はまったく知らない。宗教はシーア派イスラムである。都市への進出も著しく,アフガニスタン民主共和国の大臣も出している。

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世界大百科事典内のハザーラ族の言及

【アフガニスタン】より

…アフガニスタン・トルキスタンの主要な住民はウズベク族トルクメン族で,チュルク系の言語を用いる。中央高地たるハザーラジャートの住民はモンゴル的容貌のハザーラ族である。そのほか特異な民族として,今なおモンゴル語を保存しているモゴール族,東部山地の住民で19世紀後半にイスラムに強制的に改宗させられたヌーリーNūrī族,西部のチャハール・アイマーク族がある。…

※「ハザーラ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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