ハヌマーン

共同通信ニュース用語解説 「ハヌマーン」の解説

ハヌマーン

ヒンズー教サルの神。インドの古代二大叙事詩の一つ「ラーマーヤナ」では、悪魔に誘拐されたシーター姫を救うため、ラーマ王子を助けて、現在のスリランカであるランカ島に渡り、サルの軍勢と共に戦う。体の大きさを自由に変えられる。ハヌマーンの生涯を歌った賛歌「ハヌマーン・チャリサ」は、ヒンズー教徒が恐怖や困難を克服したい際などに唱えられる。インドでは片手に山、片手にこん棒を持ったハヌマーン像が普及している。(ニューデリー共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハヌマーン」の意味・わかりやすい解説

ハヌマーン
Hanumān

インドの叙事詩『ラーマーヤナ』で活躍するさるの英雄ハヌマットともいう。風神の子で,文武両道に長じ,超自然力をもち,自由に姿を変え,空を飛ぶことができ,特にその長い尾は威力を発揮する。ラーマ王子のシーター妃奪還に献身的に働き多く偉業をなし,文学作品にもしばしば登場,南インドでは神として祀られている。

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世界大百科事典(旧版)内のハヌマーンの言及

【ハヌマット】より

…ヒンドゥー教における神猿の名。〈ハヌマーンHanumān〉の名でも知られる。風神バーユと天女アンジャナーAñjanāの息子とみなされる。…

※「ハヌマーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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