ハラーレ(読み)はらーれ(英語表記)Harare

翻訳|Harare

精選版 日本国語大辞典 「ハラーレ」の意味・読み・例文・類語

ハラーレ

(Harare) アフリカ南部、ジンバブエ共和国首都同国商業経済交通中心地。旧称ソールズベリ。

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デジタル大辞泉 「ハラーレ」の意味・読み・例文・類語

ハラーレ(Harare)

アフリカ南部、ジンバブエ共和国の首都。旧称ソールズベリ。同国中北部高原にあり、製造工業発達モザンビークの港湾都市ベイラ鉄道が通じる。人口、行政区144万(2002)。ハラレ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハラーレ」の意味・わかりやすい解説

ハラーレ
はらーれ
Harare

アフリカ南部、ジンバブエの首都。同国中北部の標高1500メートルの高原に位置し、同国の行政、産業、金融の中心地である。旧称ソールズベリーSalisbury。独立後の1982年に同市最大のアフリカ人居住区の名にちなんで現在名に改称した。人口118万4169(1992センサス)、168万6000(1999推計)、148万5231(2012センサス)。町は、1890年イギリスの南アフリカ特許会社の派遣したパイオニア・コラムが、当時のイギリス首相ソールズベリー卿(きょう)の名にちなんでソールズベリー要塞(ようさい)を建てたことに始まる。1899年隣国モザンビークのベイラ港との間に鉄道が開通し、1923年イギリス連邦内の自治植民地の首都となり、53~63年のローデシア・ニアサランド連邦の時代も連邦の首都であった。白人入植者の中心地であり、市の北部と南東部は白人専用の居住区で、アフリカ人居住区は南西部に集中している。カリバ水力発電所および同市の火力発電所からの電力とフンヤニ・ダムからの水の供給によって各種製造工業が発達している。1957年創設の総合大学をはじめ教育・文化機関も整っている。

[林 晃史]

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