ハンカチノキ(読み)はんかちのき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハンカチノキ
はんかちのき
handkerchief-tree
[学]Davidia involucrata Baill.

ハンカチノキ科の落葉高木。高さ約20メートルに達する。葉は互生し、広卵形で長さ9~15センチメートル。初夏、短枝の先に白色の大きな包葉に包まれた頭状花序を1個つける。花序は多数の雄花と1個の両性花からなり、花には花被(かひ)がない。雄花は1~7本の雄しべのみからなり、両性花には約10本の雄しべと1本の雌しべがあり、子房は下位。果実は核果。中国大陸西部の温帯林中に生え、観賞用に栽培される。名は、垂れ下がる白色の大きな包葉がハンカチを思わせることによる。
 ハンカチノキ科Davidiaceaeは1種のみからなる。ヌマミズキ科Nyssaceaeに近いが、大きな包葉があり、子房は6~10室なので区別される。[川崎 敬]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のハンカチノキの言及

【ダビディア】より

…石果(核果)は長卵形で,長さ3~4cm,紫緑色に熟し,中に3~5個の種子がある。花序をつつみ垂れさがる大型の苞が花びらのようにみえて美しく,ハンカチノキともいう。庭園樹木として欧米で用いられるが,日本で植えられていることは少ない。…

※「ハンカチノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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