ハーバーブリッジ(読み)はーばーぶりっじ(その他表記)Harbour Bridge

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハーバーブリッジ」の意味・わかりやすい解説

ハーバー・ブリッジ
はーばーぶりっじ
Harbour Bridge

港の入口に架けられた橋を総称してハーバー・ブリッジという。オーストラリアシドニー港のものが、その代表例としてもっとも有名である。この橋は、支間長約503メートルの長大な鋼アーチ橋で、大型船舶の航行支障のないように、橋下空間の高さは50メートル以上とってある。1932年に完成して以来、シドニーのシンボルとして偉容を誇っている。当時世界一の支間長となるはずであったが、あとから着工して1年早く完成したアメリカ合衆国ニューヨーク市のベイヨンヌ橋に、わずか1メートルたらずの差をつけられてその座を奪われたというエピソードをもっている。

[堀井健一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「ハーバーブリッジ」の解説

ハーバーブリッジ【ハーバーブリッジ】
Harbour Bridge

オーストラリア最大の都市シドニー(ポートジャクソン)湾に架かる、全長1149m、幅49mのシングルアーチの橋。1932年に完成したシドニーの代表的シンボルで、南岸のシドニー中心部と北岸の近郊都市を結び、8車線の車道鉄道歩道が走っている。橋の支柱パイロン)の一つが小さな博物館と展望台になっていて、「コートハンガー」の愛称で親しまれている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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