バイエルン放送交響楽団(読み)ばいえるんほうそうこうきょうがくだん(その他表記)Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイエルン放送交響楽団」の意味・わかりやすい解説

バイエルン放送交響楽団
ばいえるんほうそうこうきょうがくだん
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

ドイツミュンヘン本拠を置くバイエルン放送協会所属の交響楽団。1949年に創設された。初代常任指揮者はオイゲン・ヨッフム。短期間のうちにドイツ有数のオーケストラとなり、クレメンス・クラウス、ベーム、クレンペラーらの大指揮者が客演指揮、1961~1979年にはクーベリックを常任に迎えた。彼の辞任後、しばらく常任指揮者を置かずに活動したが、1983~1992年コリンデービス、1993~2002年ロリン・マゼールが常任指揮者を務めた。マゼール退任後は旧ソ連出身のマリス・ヤンソンスMariss Jansons(1943―2019)が常任指揮者に就任。おもにミュンヘンのヘルクレス・ザールで演奏を行う。

[美山良夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「バイエルン放送交響楽団」の解説

バイエルン放送交響楽団

ドイツのミュンヘンを拠点とするオーケストラ。1949年にバイエルン放送の専属オーケストラとして設立。主な指揮者はオイゲン・ヨッフム、ラファエル・クーベリック、コリン・デーヴィス、ロリン・マゼールなど。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android