パナジ(英語表記)Panaji

デジタル大辞泉 「パナジ」の意味・読み・例文・類語

パナジ(Panaji)

インド西岸、ゴア州都市。同州の州都。マンドビ川の河口に位置し、アラビア海に面する。ポルトガル植民地時代の街並みが残り、パナジ教会やサンセバスチャン礼拝堂などがある。パナジーパンジムノバゴア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パナジ」の意味・わかりやすい解説

パナジ
Panaji

インド西部ゴア州の州都。マンドビ川河口近くに位置する。Panjimとも綴る。18世紀半ばまでは小さな村だったが,ポルトガル領インドの首都ゴア(旧ゴア)にペストが蔓延したため,1843年に遷都された。植民地時代をしのばせる建築物や広場が多数あり,すべての建物が毎年壁を塗り替えることを法律で義務づけられている。行政の中心地としてだけでなく,1970年代には商業的にも発展し,近くに工業団地が建設された。観光産業も盛ん。近郊には数多くのポルトガル領時代の遺跡マラータ族(→マラータ)の遺跡がある。人口 5万9066(2001)。

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世界大百科事典(旧版)内のパナジの言及

【ゴア[州]】より

…面積3702km2,人口117万(1991)。州都はパンジムPanjim(パナジPanaji,新ゴア)。ゴア付近は,西ガーツ山脈から流れ出るズワーリZuari川やマーンドビMandovi川などが流入し,中部アラビア海岸では最も三角州性の沖積低地が発達した所であり,またこれらの河川がらっぱ状に河口を開いているため良港の条件を備えている。…

※「パナジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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