パハン州(読み)パハン(その他表記)Pahang

デジタル大辞泉 「パハン州」の意味・読み・例文・類語

パハン(Pahang)

マレーシアマレー半島中央部の州。州都クアンタン。北西部を脊梁せきりょう山脈が走り、大部分熱帯雨林に覆われ、タマンヌガラ国立公園キャメロンハイランドなどがある。すず・鉄・金などの地下資源が豊富。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パハン州」の意味・わかりやすい解説

パハン〔州〕
パハン
Pahang

正式名称はパハンダルールマクムール Pahang Darul Makmur。マレーシア,マレー半島南部にある州。州都クアンタン。北半分は山地で,タハン山 (2187m) などを含み,北西には避暑地カメロン高原がある。南部は丘陵と低平地で,パハン川などが東流し,南シナ海に注ぐ。全土の 70%は未開拓で,熱帯雨林におおわれる。スルタン国であったが,1888年イギリスの保護領となり,1957年マラヤ連邦の独立とともにその州となる。クアラリピス周辺でゴムが栽培され,クアンタン川とスマンタン川 (パハン川の支流) 周辺でスズが採掘される。南東部ではアブラヤシの植付けが進められている。人口の半数以上がマレー人で,中国人は約 30%。面積3万 5965km2。人口 105万 4800 (1990推計) 。

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