デジタル大辞泉 「クアンタン」の意味・読み・例文・類語 クアンタン(Kuantan) マレーシア、マレー半島東岸の都市。パハン州の州都。南シナ海に面し、クアンタン川の河口に位置する。クアラルンプールに向かう国道の起点であり、大規模な港をもち、東岸中央部における商工業の中心地となっている。市街中心部にはスルターンアフマド1世モスク、クンムティング寺院などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「クアンタン」の意味・わかりやすい解説 クアンタンKuantan マレーシアの半島部の中部東海岸,クアンタン河口に成立した港町。1955年からパハン州の州都。人口28万9000(2000)。最近20年間の人口増加率は半島東海岸都市中で最大。半島の横断・縦断道路の交点に位置し,工業開発の拠点に指定された。周辺には水田,ココヤシ・ゴム園がひろがり,南郊は果物の大産地である。北郊の海岸は保養地として知られる。1941年12月10日,マレー沖海戦の舞台となったのは,この町の沖合である。執筆者:太田 勇 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「クアンタン」の意味・わかりやすい解説 クアンタンくあんたんKuantan マレーシア本土、マレー半島東海岸パハン州の州都。クアンタン川河口に位置し、南シナ海に臨む。人口28万3041(2000)。町の南部一帯は未開拓で湿原が展開する。人種構成ではマレー人が優越し、米作を行うが、ゴム栽培も一部では発展しつつある。半島を横断して西海岸のクアラ・ルンプール方面に至る国道の起点でもあるため、太平洋戦争の初期、マレー進攻を目ざす日本軍の上陸地となった。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クアンタン」の意味・わかりやすい解説 クアンタンKuantan マレーシア,マレー半島南部,パハン州の州都。南シナ海にのぞむ港町で,スズ,ゴム,コプラなどをシンガポールに積出す。織物,人形,銀細工などの家内工業が発達。半島横断道路でクアラルンプールと結ばれるため,東西交通の要衝となっている。人口 13万 1547 (1980) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by