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ヒラーファト運動 ヒラーファトうんどう

世界大百科事典 第2版の解説

ヒラーファトうんどう【ヒラーファト運動】

第1次世界大戦後のイギリスの対トルコ政策,とくにイスラム国家最高主権者カリフの廃止をめぐり,カリフ制擁護を掲げてインド・ムスリムが立ち上がった反英闘争の一つ。アリー兄弟,アーザード,モハニらが結成したヒラーファトKhilāfat委員会に対して,この問題をヒンドゥー・ムスリム統一強化の好機とするガンディーは,国民会議派組織を挙げてこれに合流,自ら全インド・ヒラーファト委員会議長となる。多くのムスリム大衆は〈ヒラーファト〉の意味をカリフ制ととらず,イギリスへの〈対抗〉(キラーフ)と考えていたといわれるが,従来ムスリム連盟が組織しえなかった農村ムスリム大衆を反英民族運動に糾合した歴史的意味は大きい。

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世界大百科事典内のヒラーファト運動の言及

【パン・イスラム主義】より

…1914年,第1次世界大戦にオスマン帝国が参戦したとき,世界のイスラム教徒に向けてジハードが宣せられたが,ほとんど反応はなかった。しかし戦後,カリフ制廃止をめぐっては,インドで強力なヒラーファト運動が起こった。ラシード・リダーの《マナール》誌の活動は,カリフ制なき後のイスラム世界統合の希求に支えられていた。…

※「ヒラーファト運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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