ビンブラスチン

デジタル大辞泉 「ビンブラスチン」の意味・読み・例文・類語

ビンブラスチン(vinblastine)

抗癌こうがん一つニチニチソウより抽出されたアルカロイドで、絨毛性じゅうもうせい腫瘍しゅよう悪性リンパ腫に有効。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ビンブラスチン」の解説

ビンブラスチン
ビンブラスチン
vinblastine

C46H58N4O9(811.00).ビンカロイコブラスチンともいう.ニチニチ草Vinca rosea中に類似ビンクリスチンとともに含まれるビンカアルカロイド.特異なインドールアルカロイドで二量体構造を有する.融点211~216 ℃.+42°(クロロホルム).細胞分裂中期で阻止する作用をもつので,分裂増殖能の大きな悪性腫瘍ホジキン病リンパ腫治療に用いられる.強い抗腫瘍作用が注目されている.[CAS 865-21-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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