改訂新版 世界大百科事典 「ビーカーネール」の意味・わかりやすい解説 ビーカーネールBikaner インド北西部,ラージャスターン州北西端のタール砂漠中の都市。人口52万9690(2001)。1488年にラージプート族のラーオー・ビーカジーによって建設され,地名は彼にちなむ。イギリス領時代にも同名の藩王国の首都として存続。市壁に囲まれた旧市の北に接して16世紀末に建設された城塞があり,郊外には旧藩王宮殿ラール・ガールがある。周辺はラクダ,羊の遊牧地帯で,良質の羊毛の集散地,またそれを加工したじゅうたん,ショールのほか象牙細工,宝石加工,皮製品などの伝統工業で名高い。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ビーカーネール」の意味・わかりやすい解説 ビーカーネール インド北西部,ラージャスターン州北部,タール砂漠中最大のオアシス都市。かつて同名の藩王国の主都。城塞に囲まれ,寺院,宮殿がある。1488年ラージプートが創設。じゅうたん,毛布の特産地。64万4000人(2011)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by