ラージプート族(読み)ラージプートゾク

デジタル大辞泉 「ラージプート族」の意味・読み・例文・類語

ラージプート‐ぞく【ラージプート族】

《〈ヒンディー〉Rājpūt》5世紀にラジャスタン地方に侵入、定住した部族集団。クシャトリヤ子孫と自称し、8世紀後半から13世紀後半にかけて北インド各地に小王朝形成イギリス支配下では藩王国として存続した。

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精選版 日本国語大辞典 「ラージプート族」の意味・読み・例文・類語

ラージプート‐ぞく【ラージプート族】

  1. 〘 名詞 〙 ( ラージプートは[ヒンディー語] Rājpūt ) 五世紀半ばに中央アジアから、北西インドに侵入し、その後インド化して、王朝を建てるなど消長歴史をもった種族。その間、反イスラムを貫いた。一六~一九世紀の、ラージプート絵画が名高い。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ラージプート族」の解説

ラージプート族
ラージプートぞく
Rājpūt

インド西部に居住し,8世紀以後に支配身分を固定化した上層カーストの総称
祖先を古代クシャトリアに求めて,ラージプート(王子)の子孫と称した。ヴァルダナ朝滅亡後の7世紀後半から,北インド各地で諸王朝を建国。13世紀以降イスラーム勢力に征服され,のちムガル帝国アウラングゼーブの圧迫に反抗したが,マラータ戦争をへてイギリスの保護下にはいった。インドの独立後は,ラージャスターン州としてインド共和国に吸収された。

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