ファイル交換ソフト(読み)ふぁいるこうかんそふと

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ファイル交換ソフト

インターネット経由で、ユーザーどうしがパソコンのデータピアツーピアで共有するためのソフトウェア。ソフトウェア自体に違法性はないが、市販のソフトウェアや音楽ファイルなどの違法コピーの温床として問題となり、刑事事件にまで発展している事例もある。

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知恵蔵の解説

ファイル交換ソフト

利用者の持つファイルをネットワーク経由で交換し合うためのソフトウエア。ファイルを特定のサーバーに集めるのではなく、P2Pを利用するタイプが多い。交換用に公開されているファイルの検索、ファイルを交換しているパソコンとの接続、実際の転送が基本的な機能である。ネットワーク経由で遠隔地間の協調作業を行う際、作業用のファイルを交換するのに専用サーバーを用意する必要が無いため、コストを抑えることができるなどのメリットを持つ。その半面、P2P型ソフトは管理権限が利用者自身にあり第三者による監視が働かないため、著作権を軽視する利用者が映像、動画といったデジタル・コンテンツを不正コピーする温床となりやすい。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

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パソコンで困ったときに開く本の解説

ファイル交換ソフト

インターネット経由で、自分のもっているファイルを他の人が自由に受信できたり、他の人のパソコンにあるファイルを自分のパソコンに受信したりできるようにする、文字通り「ファイルを交換するためのソフト」です。その多くはピア・ツー・ピア技術を使って作られているため、誰がどんなファイルを交換しているのかを第三者が把握することはできません。そのため、勝手に複製を作って配るのが違法であるビデオ作品やCDアルバムといった、著作権で保護されているコンテンツ、市販ソフトなどの違法な交換に使われることが多いのが問題です。
ファイル交換ソフトそのものは違法ではありませんし、そこで使われている技術にはいろいろな発展の可能性があります。使い古された言葉ですが、すべては「使う人しだい」なのです。
⇨Winny、ピア・ツー・ピア、ファイル

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ファイル交換ソフト

お互いにソフトを入れた者同士の間で動画や音楽などのデータを交換できるソフト。元東大助手の金子勇被告(著作権法違反幇助<ほうじょ>の罪で起訴、公判中)が開発したウィニーが有名で、新たにShareなども登場。こうしたソフトは匿名のままデータ交換ができ、著作権侵害の温床となっている。このソフトを狙った暴露ウイルスは、ウイルス対策ソフトの開発が遅れがち。メールや写真など個人のプライバシーにかかわる情報をまとめて流出させてしまう。

(2006-07-29 朝日新聞 朝刊 1総合)

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デジタル大辞泉の解説

ファイルこうかん‐ソフト〔‐カウクワン‐〕【ファイル交換ソフト】

インターネットを介して、不特定多数コンピューターが直接データのやり取りをすることを可能にするソフトウエア。ピアツーピアソフト。ファイル共有ソフトファイルシェアリングソフト。→ピアツーピア
[補説]市販の音楽・映像ソフトやアプリケーションソフトの不正な複製データのやり取り、業務情報の意図せぬ流出などが相次ぎ、社会問題になっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ファイル交換ソフト
ふぁいるこうかんそふと

インターネットを介することによって、不特定多数のコンピュータ間で、直接的なデータのやりとりやファイルの共有を可能にするアプリケーションソフト。ファイル共有ソフトともよばれる。普及のきっかけは、1999年にアメリカで登場したMP3ファイルの交換ソフト、ナップスターNapsterであるが、同ソフトは著作権侵害訴訟を引き起こし、音楽業界を巻き込んだ大きな問題となった。日本でも、2002年(平成14)にWinny(ウィニー)が開発され、アメリカと同様に著作権問題を引き起こした。ほかにWinMX(ウィンエムエックス)、Gnutella(グヌーテラ)、BitTorrent(ビットトレント)などがある。
 ファイル交換ソフトには、クライアント・サーバー方式とP2P(ピアツーピア)方式があり、その多くがP2P方式である。さらにP2P方式のなかにも、ユーザーの情報やファイルリストをサーバーが管理し、ファイル交換は直接パソコン間で行うタイプと、すべての管理を直接行うタイプがある。[編集部]

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