フェルディナンド(1世)(読み)ふぇるでぃなんど(英語表記)Ferdinand Ⅰ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェルディナンド(1世)(ルーマニア王)
ふぇるでぃなんど
Ferdinand
(1865―1927)

ルーマニア王(在位1914~27)。プロイセンのレオポルト王子の第2子で、ルーマニアのカロル1世の甥(おい)。1889年にルーマニアに招かれて皇太子となり、軍の近代化に努め、バルカン戦争ではルーマニア軍総司令官を務めた。1914年の第一次世界大戦開始直前に王位につき、国内世論に従って連合国側についたので、生家のホーエンツォレルン家から絶縁を宣告された。ブカレストが中央同盟側に占領されると、モルダビアに逃れて抗戦を指揮した。前線を視察して兵士の間の革命的気運に気づき、17年4月に農地改革を約束した。戦争末期に彼のもとで「大ルーマニア」の夢が実現した。[木戸 蓊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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