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フリュー フリューFlew, Antony

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フリュー
Flew, Antony

[生]1923.2.11. ロンドン
[没]2010.4.8. レディング
イギリスの哲学者。フルネーム Antony Garrard Newton Flew。分析哲学に大きく貢献した。長年にわたり無神論者だったが,晩年に神を信じると宣言したことで知られる(→無神論)。父はメソジスト派の牧師だったが 10代で無神論者になった。オックスフォード大学セントジョンズ・カレッジで哲学を学び,日常言語学派ギルバートライルの影響を受ける。のちに編集したライルの論文集 "Logic and Language"(第1集 1951,第2集 1953)は,第2次世界大戦後の分析哲学の普及に大きな役割を果たした。伝統的宗教を批判するスコットランド出身の哲学者デービッドヒュームの思想にも影響を受け,評論 "Theology and Falsification"(1950)では,神の存在は証明も反証もできないため神という概念は哲学的に無意味だと主張した。しかし 2004年に,科学的根拠により神の概念はアリストテレスの言う第一動者のような存在だと確信したことを告白した。ほかに,"God and Philosophy"(1966,2005再刊),"Atheistic Humanism"(1993),"There Is a God: How the World's Most Notorious Atheist Changed His Mind"(2007,共著)など。

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