ブラウンズビル(英語表記)Brownsville

改訂新版 世界大百科事典 「ブラウンズビル」の意味・わかりやすい解説

ブラウンズビル
Brownsville

アメリカ合衆国テキサス州南端の商工業都市。人口16万7493(2005)。リオ・グランデ川の河口から約30km上流に位置し,リオ・グランデ川下流域の農業地帯の中心都市。対岸メキシコマタモロス。石油・天然ガス関連の工業や電子部品,航空機部品の工業もある。1846年に建設されたテキサス砦の周囲に町が発達し,19世紀の終りには牛の積出地として栄えた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラウンズビル」の意味・わかりやすい解説

ブラウンズビル
Brownsville

アメリカ合衆国,テキサス州南端の都市。リオグランデ川河口から 35km上流の北岸に位置し,メキシコのマタモロスに相対している。 1846年頃メキシコ軍の攻撃に対して砦を建設したのに始る。 65年5月近郊のパルミト牧場で,南北戦争最後の戦いが行われた。現在の市街は 20世紀になって建設された。市の周辺では綿花穀物,野菜などを産する。港ではエビ,バナナ,パイナップル,ココナッツ,綿花の荷扱いが多い。石油化学や航空機修理の工場があり,住民の半分以上はヒスパニック。前四旬節祭は盛んで,メキシコ衣装の子供のパレードは有名。人口 17万5023(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android