ブラッチャーノ湖(読み)ブラッチャーノこ(英語表記)Lago di Bracciano

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブラッチャーノ湖」の意味・わかりやすい解説

ブラッチャーノ湖
ブラッチャーノこ
Lago di Bracciano

古代名ラクスサバティヌス Lacus Sabatinus。イタリア中西部,ラツィオ州ローマ北西約 40kmにある火口湖面積 57km2,湖面標高 161m,最大水深 157.5m。直径 9km弱のほぼ円形の湖。南東端からアルロネ川によりチレニア海に流出。古代ローマ時代トラヤヌス帝によってその水を首都へ引く長さ 43kmの水道が造られた。さらに 17世紀に教皇パウルス5世が修復し,現在もバチカンへ導水されている。西岸に同名の町があり,保養地となっており,湖を見おろす地点に 15世紀建設の城が残る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android