日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ブリッジズ(Robert Seymour Bridges)ぶりっじずRobert Seymour Bridges(1844―1930) イギリスの詩人。ケント州に生まれ、オックスフォードに学ぶ。医者となったが、のち詩作に転じ、第一詩集『詩編』(1873)以降、数多くの詩集・詩劇を発表し、また散文の著作も多い。代表作に長編詩『美の遺言』(1929)がある。名声は比較的遅く訪れたが、1913年には桂冠(けいかん)詩人に叙せられた。G・M・ホプキンズの終生の友として、彼の死後、詩集を編纂(へんさん)刊行したことも忘れがたい功績であろう。[沢崎順之助] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例