ブーン家(読み)ブーンけ(その他表記)Bohuns

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブーン家」の意味・わかりやすい解説

ブーン家
ブーンけ
Bohuns

イギリス中世の名門貴族の家系ノルマン・コンクェストに際して,イングランドに渡ったノルマン貴族に出自する。ハンフリー・ド・ブーン(1129没)のとき,ウィルトシャー所領を得た。その孫ハンフリー(1183没?)はスコットランド王ウィリアムの妹と結婚。息子ヘンリー(1220没)は,1200年ジョン王からヘレフォード伯に叙せられ,マグナ・カルタ監視貴族 25人の一人となり,エセックス伯の妹と結婚。その子ハンフリー(2代ヘレフォード伯,1275没)がエセックス伯を継ぎ,初めヘンリー3世と対立,のち国王側についた。息子ハンフリー(1265没)は,シモン・ド・モンフォールを支持,イーブシャムの戦い戦死。孫のハンフリー(1249頃~98)が 3代ヘレフォード伯を継ぎ,4代伯ハンフリー(1276頃~1322)は,エドワード2世のスコットランド遠征に参加,のち内乱で戦死。その弟ウィリアム(1360没)が,1337年ノーサンプトン伯家を創設。その子ハンフリー(1342~73)は父と伯父領地を継ぎ,エセックス伯,ヘレフォード伯,ノーサンプトン伯の 3伯家を統合したが,男子相続者がなく,1373年ブーン家の男系が絶え,所領は娘 2人に分割され,夫のグロスター公とダービー伯(のちのヘンリー4世)の手に帰した。

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