プミポン国王

共同通信ニュース用語解説 「プミポン国王」の解説

プミポン国王

1927年米国生まれ。46年に兄ラマ8世の急死王位を継いだ。50年に即位式典を行いラマ9世となる。「王室プロジェクト」と呼ばれる地方での土地改良事業やかんがい整備、病院建設などの社会活動で国民尊敬信頼を集める。97年のアジア通貨危機の際は「足るを知る経済」を説いた。日本の皇室との関係も深い。2009年から13年まで発熱などのため入院。今年10月に再び入院し、胆のう摘出手術を受けた。シリキット王妃との間に1男3女。(バンコク共同)

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知恵蔵mini 「プミポン国王」の解説

プミポン国王

タイの国家元首で、200年以上の伝統を有するチャクリ朝(ラタナコーシン王朝とも表記される)の第9世王。正式名はプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)。1927年12月5日に米国で出生した。34年から45年までスイスに留学し、46年、王宮一角で起こった事件によって兄君の8世王が不慮の死を遂げたことから19 歳でラーマ9世として王位を継承した。50年、シリキット王妃陛下と御成婚すると共に同年戴冠式を行い、87年には「大王」(Great King)の尊称を奉呈された。世界で最も在位の長い君主として知られていた。1973年のタイの「学生革命」以降、国内の混乱を収拾し、国民統合の拠り所、国民的和解の象徴として君臨し、タイ国民の敬愛の対象であった。2016年10月13日、同国王が死去したことをタイ王室が発表した。享年88。

(2016-10-18)

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