ヘルティ(読み)へるてぃ(その他表記)Ludwig Christoph Heinrich Hölty

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘルティ」の意味・わかりやすい解説

ヘルティ
へるてぃ
Ludwig Christoph Heinrich Hölty
(1748―1776)

ドイツ詩人。マリーエンゼーの牧師の子に生まれる。ゲッティンゲンで神学生のころ、同地の青年詩人たちと『森の詩社』を創設し、『年刊詩集』を発行する。のち家庭教師やイギリス文学翻訳で暮らしたが、生活苦肺疾のため若年死去。遺稿詩集二巻が友人の手で刊行されたが、その詩は生と自然への愛を、ときには悲哀を込めて、ときには純朴な民謡調で歌っている。

[義則孝夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルティ」の意味・わかりやすい解説

ヘルティ
Hölty, Ludwig Heinrich Christoph

[生]1748.12.21. マリーエンゼー
[没]1776.9.1. ハノーバー
ドイツの詩人。「ゲッティンゲン林苑同盟」 Göttinger Hainbundに属し,クロプシュトックなどの影響下に憂愁をたたえた民謡調の自然抒情詩を書いたが,肺結核のため夭折死後,2巻の詩集が編まれた。

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