コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ペロティヌス ペロティヌス Perotinus

2件 の用語解説(ペロティヌスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペロティヌス
ペロティヌス
Perotinus

フランスの作曲家。 12~13世紀に栄えたパリ・ノートル・ダム楽派の巨匠。グレゴリオ聖歌を定旋律とする2声,3声,4声のオルガヌムを作った。記念碑的な作品である4声のオルガヌム2曲 (Videruntおよび Sederunt) は 12世紀末の作品。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペロティヌス
ぺろてぃぬす
Perotinus

生没年未詳。12世紀末あるいは13世紀初頭ごろにパリで活躍していたと考えられる作曲家。フランス風にペロタンProtin Magnusともよばれる。生涯については何もわかっていないが、パリのノートル・ダム大聖堂を中心に活躍したいわゆるノートル・ダム楽派の代表的作曲家であり、先輩のレオニヌスがつくった二声オルガヌムのディスカントゥス様式部分を改作し、より厳格なモード・リズムの枠のなかに統一して、多数のクラウズラとよばれる楽曲を生み出した。そのため、同時代の人から「最上のディスカントゥス作曲家」とよばれた。また、三声や四声のオルガヌム、あるいは単旋律や多声のコンドゥクトゥスも作曲しており、中世盛期の作曲家のなかでもとくに重要な存在である。[今谷和徳]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のペロティヌスの言及

【キリスト教音楽】より

… 単旋律の聖歌であるグレゴリオ聖歌の最後の発展期であった12~13世紀は,同時にポリフォニー(複旋律)音楽の発展の時期でもあった。パリのノートル・ダム大聖堂の礎石は1163年にすえられたが,祭壇と内陣の部分がまず完成した12世紀末,ここにレオナンLéonin(レオニヌスLeoninus)とペロタンPérotin(ペロティヌスPerotinus)という2人の巨匠が姿を現す。彼らはグレゴリオ聖歌を基礎として,1~3声部の対位旋律をそれに重ね合わせるオルガヌムorganumと呼ばれる初期のポリフォニーの形式を確立した。…

【ノートル・ダム楽派】より

…モーダル・リズムと呼ばれるそのようなリズム体系に基づいて12世紀後半の代表的作曲家レオナンLéonin(レオニヌスLeoninus)はグレゴリオ聖歌を定旋律としてそれに対旋律を付け加えた2声オルガヌムを作曲し,さらに1年を通じておもな祝日で歌われるそのような作品を集大成して《大オルガヌム曲集Magnus Liber Organi》を完成した。その後継者にあたるペロタンPérotin(ペロティヌスPerotinus)はこの曲集を改訂して,数多くの3声ないしは4声のオルガヌムを残した。さらにペロタンとその後継者たちはオルガヌムの一部を独立させて書き換えたクラウスラ,それに新しい歌詞を付け加えたモテトゥス(後年のモテット),行列歌として知られるコンドゥクトゥスなどを作曲しているが,いずれも3拍子を基本とした独特のリズムをもっている点で共通した特徴を示している。…

※「ペロティヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ペロティヌスの関連キーワードトメフランス組曲ボアエルデュー大クープランエジプト風シランクススペインの時フランスの山人の歌による交響曲ラクメシャルパンティエ:プレリュード (「テ・デウム」より)/other chamber musics

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone