ボストーク基地(読み)ボストークキチ(英語表記)Vostok nauchnyi stantsiya

デジタル大辞泉 「ボストーク基地」の意味・読み・例文・類語

ボストーク‐きち【ボストーク基地】

Vostok Station南極大陸にあるロシアの観測基地。1957年に開設南緯78度28分、東経106度48分、標高3488メートルに位置する。1970年代に氷床コア掘削を開始し、1998年に3600メートル以上の掘削に成功。その直下ボストーク湖とよばれる世界最大の氷底湖がある。1983年に当時の地上最低気温マイナス89.2度を記録した。ウォストーク基地

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボストーク基地」の意味・わかりやすい解説

ボストーク基地
ボストークきち
Vostok nauchnyi stantsiya

南極大陸の内陸部,地磁気南極にある旧ソ連の観測基地。南緯 78°28′,東経 106°48′,標高 3488mの氷原上に位置する。 1957年の設営以来,各種の貴重な資料を供給するほか,内陸踏査旅行の補給基地としても重要。付近氷厚は 3700m。南極の寒極地域といわれ,年平均気温-55.6℃ (12月で-32.7℃,8月は-68.4℃) 。特に 60年8月 24日には,地表での最寒記録-88.3℃が観測された。

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百科事典マイペディア 「ボストーク基地」の意味・わかりやすい解説

ボストーク基地【ボストークきち】

ロシアの南極観測基地。1957年開設。到達不能極(南極大陸でどの海岸からも一番遠い点)近傍,南緯78°28′,東経106°49′,標高3488m。1983年に−89.2℃の地上最低気温を記録。現在一時閉鎖中。
→関連項目寒極

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボストーク基地」の意味・わかりやすい解説

ボストーク基地
ぼすとーくきち

ウォストーク基地

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