デジタル大辞泉 「マイヤー硬さ」の意味・読み・例文・類語 マイヤー‐かたさ【マイヤー硬さ】 工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)の示し方の一。押し込み硬さの一種で、鋼球を試料表面に押し込み、できたくぼみの投影面積でその荷重を除した値で表す。単位はHM。マイヤー硬度。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイヤー硬さ」の意味・わかりやすい解説 マイヤー硬さまいやーかたさMeyer hardness 工業材料の硬さを表す尺度の一つで、押込み硬さの一種。ブリネル硬さと同様に鋼球を圧子として用いる。材料の表面に一定の荷重で押し込んだあとのくぼみの直径を測定してその投影面積を求め、荷重をこの面積で除した商、すなわち投影面積に対する平均圧力を硬さとする。この硬さの提案者マイヤーE. Meyerは、一定の大きさの鋼球を試料に押し込んだときの荷重とくぼみの直径との関係を実験的に研究し、マイヤーの法則を発見した。[林 邦夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例