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マシャード・デ・アシス Joaquim Maria Machado de Assis

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世界大百科事典 第2版の解説

マシャード・デ・アシス【Joaquim Maria Machado de Assis】

1839‐1908
ポルトガル語文学を代表するブラジルの作家。黒人の血をひき,貧しい家庭に生まれ,印刷所で働きながらヨーロッパ文学,古典的素養を身につけ,ロマン主義の末期に文壇にデビューした。新聞のコラム,詩,戯曲,短・長編小説と幅広く活躍し,ブラジル文学アカデミーの初代会長を務めた。初期の作品にはロマン主義的傾向が認められるが,円熟期の作品(1880年以降,おもに短・長編小説)は,当時ブラジルで一世を風靡(ふうび)していた写実・自然主義象徴主義などの枠のなかに収まるものではなく,いずれも当時のリオ・デ・ジャネイロの上流・中流社会を描き,イギリス風のユーモアペシミスティックな人生観,鋭い心理分析,簡潔で象徴性に富んだ文体を特徴としている。

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世界大百科事典内のマシャード・デ・アシスの言及

【ラテン・アメリカ文学】より

… ドイツの一元論,イギリスの進化論,フランスの実証主義などの影響を受けた写実・自然主義の時代(1870‐90)に入ると,アルイジオ・アゼベド(1857‐1913)の《混血児》(1881),ラウル・ポンペイア(1863‐95)の《寄宿学校アテネウ》(1888)など,地方の風物やインディオなどよりは特定の社会やその構成員が描かれるようになる。ロマン主義末期に登場し,とくに小説《ブラス・クーバスの死後の回想》(1881)以降,独自の世界をつくりあげていったマシャード・デ・アシスはブラジル文学最大の作家である。詩においては官能的なオラーボ・ビラック(1865‐1918)は高踏派を,黒人詩人クルス・イ・ソウザ(1861‐98)は象徴主義(1890‐1900)を代表している。…

※「マシャード・デ・アシス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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