マトリカリア(英語表記)Chrysanthemum parthenium(Matricaria parthenium); feverfew

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マトリカリア
Chrysanthemum parthenium(Matricaria parthenium); feverfew

和名ナツシロギクキク科多年草で,西アジア,バルカン半島に自生する。かつてマトリカリア属に分類されたため,マトリカリアの呼称で切り花,鉢植えが流通する。草丈 30~80cm。よく分枝し,こんもりとした形に茂る。茎頂に直径十数 mmの頭状花をつけ,非常に多花性。心花は黄色,辺花は白色。葉は羽状に深裂する。園芸品種には筒状花だけが発達したボール状の黄色い頭状花をつけるものや,舌状花だけから成る白花品種などがある。園芸的にはしばしば一年草として扱われる。秋に種子をまき,水はけと日当りのよい環境で育てる。過湿にすると根腐れを起すことがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

マトリカリア【feverfew】

初夏にボール状の万重咲きまたは一重咲きの花をつけるキク科キク属Chrysanthemumの多年草であるが,園芸界では旧属名で呼ぶことが多い。和名ナツシロギク。バルカン半島,西南アジア,カフカス地方の原産であるが,ヨーロッパ,北アメリカ,南アメリカの一部にも野生化している。茎は直立し高さ60~80cm,枝を分けてその先に頭状花を多数頂生する。花径は1.5~2cm。園芸品種には白色万重咲高性のスノー・ボールSnow Ballと黄色万重咲矮性(わいせい)のゴールデン・ボールGolden Ballがあり,切花,鉢物用に栽培される。

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