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マルタ島の騎士団長の宮殿 マルタとうのきしだんちょうのきゅうでん

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世界の観光地名がわかる事典の解説

マルタとうのきしだんちょうのきゅうでん【マルタ島の騎士団長の宮殿】

マルタの首都バレッタ(Valletta、Belt Valletta)にある、大統領府と議会が置かれている建物。マルタ島マルタ最大の島。この建物は、もとは聖ヨハネ騎士団ホスピタル騎士団)の騎士団長の居館である。オスマン帝国の攻勢でギリシアロードス島から撤退した十字軍の聖ヨハネ騎士団は、1530年、教皇クレメンス7世と神聖ローマ皇帝カール5世の斡旋により、シチリア王から新たな本拠地としてマルタ島を租借(そしゃく)し、フランスの将軍ナポレオン・ボナパルト(のちのナポレオン1世)がエジプト遠征で同島を占領した1798年まで、この島を統治した。この間、歴代の騎士団長が居館としていたこの建物は、1574年に、当時の騎士団長ピエトロ・デル・モンテがジローラモ・カサールの設計により建設したものである。当時、1階には中庭を囲んで、兵舎、厨房、貯蔵所、会計事務所馬小屋などが置かれ、2階には騎士団長の執務室、迎賓の間、審議の間、大広間、武器庫などがあった。こうした当時の広間などが残されていて、見学ができる。16世紀にイギリスがマルタ島を領有すると、この居館はマルタが独立する1964年まで総督府として使われていた。ちなみに、首都バレッタは聖ヨハネ騎士団がつくりあげた町で、その都市名バレッタは、騎士団がマルタ支配を確立した1565年のオスマン帝国のマルタ包囲戦に勝利した、当時の騎士団長ジャン・バリゾ・デ・ラ・ヴァレッテの名前に由来する。◇現地名は「Grand Masters Palace」。

出典|講談社
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