マルチコアプロセッサー(読み)まるちこあぷろせっさー(その他表記)multi-core processor

デジタル大辞泉 「マルチコアプロセッサー」の意味・読み・例文・類語

マルチコア‐プロセッサー(multi-core processor)

複数コア演算回路の中核部分)を集積したマイクロプロセッサー。複数の異なる処理を独立して同時に実行できるため、総合的な実行効率が上がる。マルチコアCPU。→デュアルコアプロセッサークアッドコアプロセッサー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルチコアプロセッサー」の意味・わかりやすい解説

マルチコアプロセッサー
まるちこあぷろせっさー
multi-core processor

一つのパッケージの中に、複数のコア(演算装置)を集積して、一つのCPU中央処理装置)として機能させるプロセッサー。一つのコアのみの場合は、シングルコアプロセッサーという。

 コアはそれぞれ独立しているので、他に影響されずに動作する。並列での分散処理が可能なため、シングルコアと比べて、総合的な処理性能が向上する。複雑な演算処理を伴うソフトウェアや、複数の処理を同時に行うマルチタスクなども、速やかに実行できるようになる。二つのコアをもつCPUをデュアルコア、四つのコアをもつものをクアッドコア、六つのコアはヘキサコア、八つをオクタコアとよぶ。

 なお、一つのプロセッサーに複数のコアを集積するのではなく、独立したシングルコアなどのCPUを複数個並列で搭載して分散処理を行うものは、マルチプロセッサーという。

[編集部]

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IT用語がわかる辞典 「マルチコアプロセッサー」の解説

マルチコアプロセッサー【multi-core processor】

1台のマイクロプロセッサーに複数のコア(演算回路の中核部分)が搭載されたもの(の総称)。個々のコアへの負荷を分散させることで、処理速度の高速化を図る。◇「マルチコアCPU」ともいう。特に2つのコアが搭載されたものを「デュアルコアプロセッサー」、4つのコアが搭載されたものを「クアッドコアプロセッサー」という。

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