デュアルコアプロセッサー(読み)でゅあるこあぷろせっさー(その他表記)dual core processor

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

デュアルコアプロセッサー
でゅあるこあぷろせっさー
dual core processor

一つのプロセッサーパッケージの中に、二つのコア(演算装置)をもつCPUのこと。従来の一つのコアのみのプロセッサーはシングルコアという。コアはそれぞれ独立していて並列で動作するため、従来のシングルコアに比べて処理能力が大きく向上する。そのため、複雑な演算処理を伴うソフトウェアや、複数の処理を同時に行うマルチタスクも、速やかに実行できる。

 インテル社やAMD社などからパソコン用のデュアルコアプロセッサーが販売されており、搭載パソコンが増加している。デュアルコアの性能を最大限に引き出すために、分散処理に対応したアプリケーションソフトウェア主流になりつつある。また、四つのコアを搭載したものをクアッドコア、八つのコアを搭載したものをオクタコアとよび、それら複数のコアをもつものをマルチコアプロセッサーと総称する。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

IT用語がわかる辞典 の解説

デュアルコアプロセッサー【dual core processor】

1台のマイクロプロセッサーに2つのコア(演算回路の中核部分)が搭載されたもの。個々のコアへの負荷を分散させることで、処理速度の高速化を図る。◇略して「デュアルコア」ともいう。また、「デュアルコアCPU」ともいう。複数のコアが搭載されたものを総称して「マルチコアプロセッサー」といい、4つのコアが搭載されたものを特に「クアッドコアプロセッサー」という。

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

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